ものごっつ寒くなってきて、嫌な事件が多いですが。
ここ最近、最近といっても思っている期間は結構長いのですが、同時代性つうか同年代の人たちの考え方、価値観、何か共有できるものって何だろうと思うんです。 たとえば、PHEWさん(すいません、PHEWさんの話ばかりで)はサンテレビ(関西のローカルテレビ)でSEX PISTOLSを見て、衝撃を受けて高校生ながら単身イギリスに乗り込み、色々なパンクバンドのライブを見まくって日本に帰ってきてアーント・サリーを結成するわけで、何でそんなに衝撃を受けたかというとパンクをやっている人たちが自分たちとほぼ同じ年齢の人たちがやっていたということが大きな理由としてあったみたいです。 ちなみにPHEWさん、1959年9月12日生まれ、ジョン・ラィドン、1956年1月31日生まれ(はっきりしないらしい)。 だから、パンクの人たちは上の世代のヒッピーを嫌ったりして、KILL ALL HIPPIES!!! PHEWさんはその後、ソロ第一弾としてPASSレコードからシングル「終曲C/Wうらはら」を発表して、そのプロデュースが坂本龍一さんなわけです。 坂本龍一さんはちなみに1952年1月17日生まれで一世代上のYMOでパンクの人たちからは考えられないほどのその当時は高い機材を使って、すごいスタジオでまあお金を持っていて、結局パンクもすぐに終焉してしまって、そいうお金を持っている人たちがまた音楽業界をにぎわし始めて何も変わらなかったという感覚をPHEWさんは持っておられるようです。 パンクを新しいことの始まりと見るか、今までの流れの終点とみるか、難しいですよね。 同じ年代の人たちが何かやっているというのはやはり刺激になりますよね。 いつものように前置きが長いですが、それで上の人たちが言うことももちろん正しいこともあって、認めないといけない部分というのもあるけど、まったく最近の若者は・・・というか、大人は判ってくれないというか、そういう部分をね。 すいません、かなりガキの発言です。 その同年代の人たちが今、小説の世界ですごく多いですよね。 最年少で芥川賞を受賞した綿矢りささんを筆頭に。 色々な賞があるんですね、本当に。 特に、文芸雑誌「文藝」が設けている文藝賞を受賞している方たちが若い!!! 例えば・・・ 第42回 青山七恵 「窓の灯 」 1983年生まれ 三並夏 「平成マシンガンズ」 1990年生まれ 15歳!!! 第41回 山崎ナオコーラ 「人のセックスを笑うな 」 1978年生まれ 白岩玄 「野ブタ。をプロデュース 」 1983年生まれ 第40回 羽田圭介 「黒冷水 」 1985年生まれ 生田紗代 「オアシス」 1981年生まれ 第38回 綿矢りさ 「インストール」 1984年生まれ 第37回 黒田晶 「メイドインジャパン」 1977年生まれ 佐藤智加「肉触」 1983年生まれ 第35回 鹿島田真希 「二匹 」 1976年生まれ 皆さん、30歳以下で僕と同世代と呼んでいいと思います。 他にも・・・ 島本理生 「リトル・バイ・リトル」 野間文芸新人賞 1983年生まれ 中村文則 「土の中も子供」 芥川賞受賞 1977年生まれ 金原ひとみ 「蛇にピアス」 芥川賞受賞 1983年生まれ 本谷有希子 「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」 1979年生まれ ・ ・ ・ ・ と、まあ一杯いらっしゃいます。ちなみに太線はチェックしました。 何ていうんでしょうね、すごいなあーと単純に思ってしまいます。 今の言葉で読みやすくて、出てくるもの(生田紗代「オアシス」ではドラゴン・ボール、オアシス、トム・ヨークなど)もわかるし、全体的に共通するものもあると思うし。 もっと、チェックしていくつもりです。 これを、映画とか音楽とか他のいろいろな分野でも広げていけたらなと思っています。
by off-wax
| 2005-12-13 23:34
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